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焔(ほむら)と沈黙(しじま)の日
大地が咆哮し、海が山のように隆起した日。
星々も定かでない瀝青(タール)で洗われたような大空に
風は沈黙して漆黒の闇を抱いた。
焔はエーテルに漂う地球のように足もなく水面を滑った。
人々は四方に心の灯火を求めたが、眠れぬ夜が膝に覆いをかける。
焔(ほむら)と沈黙(しじま)の日々が訪れたのである。

原爆投下から70年が、そして東日本大震災と原発事故から4年が過ぎようとしていた。これもまた過ぎ去るのだろうか。いかなる人種、いかなる宗教、いかなる地域の人々であれ、眉をひそめ、見えない姿に怯え、一刻も遠くに逃げ去りたいと願うもの。だが、それはいまだ過ぎ去ることなく存在している。それは人々の望みだろうか。
多くの人々と出会い、別れてきた。優れた先輩アーティストたち、松澤宥(まつざわ ゆたか)は原爆ドームの前で戦慄するようなメッセージをその優しい声で朗誦したし、佐藤慶次郎(さとう けいじろう)は若いアーティストに原爆をテーマとするアートとは何かと迫った。二人とも、去った。もはや帰ることはない。だから僕はこんな作品を描いている。



2015年8月、


焔と沈黙  "Flame and Silence" 2012-15









Op. 1
2012   91cm×73cm 

Op.2
201-14   130cm×97cm













Op.3
2011-14   130cm×97cm


Op.5
2011-14   130cm×97cm













Op. 4
2011-14   117cm×117cm 
  













Op.6
2011-15   117cm×117cm 
  













Op.7
2011-15   194cm×392cm 
  













Op.8
2011-15   65cm×53cm 

Op.9
2012-15   91cm×73cm








 制作素材

基底材   綿カンヴァスに和紙 アクリル下地    
絵の具   オリジナル絵の具(天然樹脂、油、蜜蝋)、油彩








焔と沈黙 ― Flame and Silence―



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